ダルトンホーム マンションリノベーション

ダルトンホーム マンションリノベーション

楽しい住まいを想像するエスエイチスペースの柿澤です。
先日、約1年以上に渡り計画・設計・施工に
携わらせていただいた「マンションのフルリノベーション工事」
の完成を迎える事ができました。 
解体工事から、完成の仕上げ工事に至るまで新築住宅とは違い、
想定外のことが発生するのがリノベーション工事であります。
ですから、新築住宅とは違う、設計や工務体制をとることが
リノベーション工事には大切です。 
当然ではありますが、不測の事がは発生しないように
どれだけ事前に予見できるか、とても重要な事です。
その予見をどれだけ設計計画に加味しながら
建築できるかも、大きなポイントですが
不測の事態になった際、いかにスピーディーに状況把握し
当初計画に準じて建築を進められるか
そんな取り組みが現場と設計仕様計画する者
そしてお客様との関係の中で密に報連相できる事は
より精度の高い工事を行う事ができ、
そしてお客様の「納得度も高いリノベーション工事」
となるポイントであると思います。
今回は、ダルトンホームとしてプロデュースするリノベーションでした。
ダルトンの世界観を存分の表現した、空間づくり。
このブログをご覧いただいた方に、何回かに分けてご紹介させていただきます!
まずは、玄関からご覧いただきましょう!
スクリーンショット 2024-11-10 155458.png

元々の玄関扉の位置と、トイレスペースの位置が近い間取りでした。
トイレは、写真のウッドタイル壁面の裏側に位置しております。
玄関入って、すぐ壁面があることで圧迫感が生じてしまいます。
トイレ位置を変える事も考慮しましたが、排水管の取り回し上
トイレ位置を変更することは良くないので、このように圧迫感を感じないように
温かみある「木」を壁面全体に施す事で、決して広くない玄関スペースに
「柔らかさ」が表現できています。 
この「木」壁面用建材であるウッドタイルは
ダルトンホームオリジナルのアイテムです。
重厚な雰囲気で、壁面が引き締まったカラーになり
玄関ホールの色合いに落ち着きをもたらしてくれます。
玄関入って、左側にはシューズクロークとなっています。
こちらは、全て造作の可動棚の仕様です。
スクリーンショット 2024-11-10 162024.png

玄関ホールの一部の床は、既存のコンクリートをそのまま表ました。
当初モルタルで綺麗に補修する予定でしたが、築40年以上のマンション。
その経年変化の趣をここだけ残そうという事に。 
ただ、無骨な床から居室の床にダイレクトに続けず
一旦、造作のデッキ(取り外し可能)を施しました。
スクリーンショット 2024-11-10 162033.png

これが、玄関ホールの全体写真です。
玄関ホールのコンクリートの土間スペースは全体の3分の1以下、
見た目と実用性を考慮して、お客様とデッキスペースとのバランスを
決めました。  
デッキ材は、コンクリートと壁面のウッドパネルの
重厚さに負けないよう、硬質な無垢のウリン材を
採用しています。 
無垢特有の反りも少なく(その分、お値段は高くなりますが)
硬い頑丈な材です。
木の質感を表すため、室内空間なので防水性を考慮しなくても
良しとして、無塗装仕上げにて施しています。

長くなりましたね! 続きは、次回のブログにて。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

感謝
柿澤 哲次